5月20日 TOKYO LANGUAGE SUBIMISSIONS 出演者紹介(3) HONOGURA

5月20日 TOKYO LANGUAGE SUBIMISSIONS
出演者紹介(3)


HONOGURA(灯汰+BEAH)



(写真は灯汰@SSWSグランドチャンピオントーナメント)


HONOGURA
MCの灯汰とSamplerのBEAH!による
行き当たりばったりユニット。
それぞれがソロでの活動をしていたが、
あるイベントでサンプラーを使用しているBEAH!のライブに
灯汰が飛び入りでセッションを行ったことがきっかけとなり、
のちにHONOGURAの結成となる。
BEAH!がSampler,kaossilator,Beatboxを駆使して作り出す
様々なbeatの上に灯汰が自由な言葉を乗せ、
新たなグルーヴを生み出すことに注力したライブを展開。
都内を中心に活動している。


灯汰
MC/Beatmaker HONOGURAの左心室
どろどろした質感やひずんだ音が好きな会社員。
2012年新宿スポークンワーズスラム
グランドチャンピオントーナメントに出場。
同大会で審査員を務めていたParanel氏に見いだされ
Low High Who? Productionに所属することとなる。


灯汰 MYSPACE


http://www.myspace.com/tohta


BEAH!
Beatmake、Beatbox、アコースティックギターによる
弾き語りもこなすマルチプレイヤー
HONOGURAの右心室
その大胆な打ちこみと音の抜き差しでフロントマンの灯汰を操る。

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TOKYO LANGUAGE SUBMISSIONS
出演者紹介の3回目は、HONOGURAです。
ただ、俺が実際にライヴを見ているのは灯汰君に
なりますので、話が彼中心になる所はひとつご容赦を


初めて会ったのは、去年のPoe-Triで
俺がキャストを努めた時でした。
その時彼は同じくキャストだったモリマサ公を
観に来ていたのです。
灯汰、というラッパーの名前は実はSSWS
優勝していたので知っていたのですが
実際に初めてライヴを見たのは、翌月のPoe-Triでした。
その時に、自分が抱いた印象は
今でもはっきり覚えてます。
これは、レベルミュージックだな、と
感じていました。


日本のヒップホップ、というジャンルに
関しては、それこそオールドスクールから
今に至るまで絶えず耳にしていましたが
彼のライヴは、そのどこにも当て嵌まらない
タイプでした。
ゴツゴツとした言葉が、そのまま塊になって
転がり出してくるような感じ。
まずもって圧倒されましたし、
そのスタイルに興味関心を抱きました。
あまり、そのことについて話したことがないのですが
彼は、ラッパーとしてのキャリアを
長く持っているように思いますので、
所謂パーティーでのスタイルというよりも
言葉の強度をひたすら磨き上げた
そのパフォーマンスは、まさに独立独歩。
また、彼自身も普通にポエトリーのオープンマイクに
出て、そこで様々な朗読に興味を持っていました。
ヒップホップ、という枠の中で活動しながらも
言葉による表現に柔軟な人だな、という印象。


遅かれ早かれ、様々な音楽を聴く人に
彼の言葉は届いていくだろうな、と感じていました。
そして、SSWSグラチャンを審査したparanel氏によって
不可思議/WONDERBOYがCDをリリースした
Low High Who? Productionの所属になったのは
自然な成り行きのようにも思います。


さて、MC灯汰のことばかりを書いておりましたが
そのライヴで流れていた硬質なBEAHのバックトラックとの
マッチングがあってこその世界感であることは
間違いないわけで。
MCとビートクリエイターが
同じ志向を持ってがっちり組み合うことは
実際運もあるし、稀有なことであると思います。
硬質な二人による 幸福な出会い
この二人がどのようなライヴを展開するのだろう。
彼らに関しては、言葉の枠だけではなく
音楽ファンとして楽しみにしたいと思っています。
何かが動き出し、始まろうとしているHONOGURA
今、この瞬間目撃しないと!
今、今!