5月20日 TOKYO LANGUAGE SUBIMISSION 出演者紹介(2) マサキオンザマイク

5月20日 TOKYO LANGUAGE SUBIMISSIONS
出演者紹介(2)


マサキオンザマイク(ZGR主宰/DPP)



アンダーグラウンドヒップホップシーンの異端児。
様々な媒体でヒップホップのファクターから独自の言葉を引き出す。
過去に12inchを2枚、7inchを数枚リリース。
即興ラッパー、SSWS(新宿スポークンワーズ)の司会者としても活躍中。


マサキオンザマイク:ジゴクレコード 公式HP
http://2020-zigoku-record.com/

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TOKYO LANGUAGE SUBMISSIONS出演者紹介
2回目は、この人を語らずに東京のスポークンワーズシーンを
触れることはできない、という人
マサキオンザマイクです。



といっても、俺がマサキさんときちんと話すようになったのは
去年SSWSにエントリーしてからのこと。
実は、その前年に一回SSにはエントリーしてるんですけど
そん時は蛇口さんにフルボッコになったので
記憶にないと思います。というか俺が忘れたい。


あ、俺の話じゃなくて。
マサキさんと会う時に思うのは
周りをいつも人が取り囲んでいるということ。
ラッパーやDJ、そしてクリエイター、
パーピーピープル。その中心にいつもマサキさんがいる。
その理由は、一度会って話すと分かる。
音楽と言葉。ヒップホップとポエトリー。
分け隔てなく、全ての表現に心を開いている。
ご自分でもレーベルを主催し、音楽を作って、
確固とした価値観を持たれた上での、その柔軟性。


世代的には、俺はマサキさんと同じ所にいて
マサキさんはヒップホップを根っこに持っているけれど
おそらくは、聴いている音楽はある程度一致している
当時、音楽のエッジにいた者であれば、
耳にしたであろう音楽
ビースティボーイズだったり、ボアダムスだったり、
ソニックユースだったり、そしてニューキーパイクスだったり


それらはつまり、「ミクスチャー」の音楽
90年代初頭に多感な時代を過ごした音楽者にとっては
切っては切れない、アイデンティティ
何でもあるけれど、でも何もないかもしれない
という、恐れ。
それを拭い去ることができるのは、ライヴハウスやクラブという
現場の刹那的な一瞬に他ならない、という確信


マサキさんが、なぜヒップホップのフォーマットを離れて
即興を活動の中心に据えたのか、その経緯は分からないけれど
ライブハウスからクラブに行って、そしてまた違う場所に
やって来た俺は、物凄く勝手にシンパシーを持っている。
同じ所に、留まらない。
常に動き続けて、新しいサムシングを求めている。
何故それを?と問う前に歩き出し、
その現場の空気を吸い込み、言葉に変換している。
即興のための即興、ではなくて
そこに無かった、あるべき言葉を掘り起こそうとする
即興
言葉、とは何か。音楽、とは何か。
何か何か何か。
なにか。


ということで、2012年5月20日
マサキオンザマイクを、とても楽しみにしているのです。
何かが起こる!