お前はお前の踊りを踊れ


ロック ロック ロックは要りませんか


という言葉を ここ数週間の間に
3回聴いた。


ロック ロック
俺なりのロック あなたなりのロック
これだけ抽象的で 使い勝手の良い
表現形態を指し示した言葉はない。


ロックである ということを
ある人は ルーズであることだと言う
またある人は 態度を明確にすることだと言う
成功することをロックであると言い
地下に潜り続けることをロックであると言う
ロックロックロック


江戸アケミは おそらく感覚的にだろうが
ロックという言葉を根底から意識し直していた
彼は こよなくロックを愛していたし
だからこそ 憎んでもいた
アケミがロックという言葉を発すると
そこには自然な批評が発生し
多重的な構造が生まれた。
他に そういうことができる人としては
伊藤耕が いた。
ロック ロック ロック ロック