出たり 入ったり 出たり 入ったり

あ、外にも出てます。
一応


先週伺った2つのオープンマイクについて
覚書を


「Poe-Tri Vol.26」 8月4日池袋3-Tri


http://blog.goo.ne.jp/islander-works/e/d435e47f0c48208398706002dd4d07c9


原りょうさんと、後藤理絵さんのリーディングを初体験
葛原さんのスタイルは、おそらく自分がリーディングの
世界に足を踏み入れなければ出会わなかったもので
その圧倒的な存在感を堪能する。
何を伝えるか、も重要だけれど
伝えるために必要な何か、を持っている人は
やっぱり強いなー、と思う。


後藤理絵さんの、ロックを題材にした詩にニヤリとする。
言葉のひとつひとつがステージ浮遊し
数多く言葉を使わなくても イメージが浮かぶ
そして、最後の大島さんの長尺のストーリテリング
凄かった。架空の物語である、はずなのに
そこにドキュメントが現われる、
鬼気迫る渾身のリーディング。見れて良かった。本当に。


次回、9月1日Poe-Triにキャストとして
出演することになりました。
一生懸命、努めさせていただきます。
詳細はまた追って。


詩のボクシング 東京大会予選」8月7日大手町きゅりあん会議室


実を言うと、初めて見た詩のイベントは
去年の詩ボク東京大会でした。
それから、まだ1年も経っていないのです。
そう、まだ1年経っていない。


最初は観覧だけのつもりでした。
いや、本当に
4時間、出場者50名弱の長丁場
途中休憩が入って、当日エントリーもOKという
案内があり、猫道さんや大島さんと
今日は出ないんですか、
出ましょうよーという話をしているうちに
何故か、受付にエントリーすることに………….


ということで、一番最後に読ませていただきました。
ていうか、何故用意してきてるのかって話ですが。
結果は、タイムオーバー。制限時間の3分で
読みきることができず。
3分は短い。いかに普段のオープンマイクで
5分の感覚に慣れているかが分かる。
残念でしたが、どの場所においても
自分のスタイルというのがようやく
確立されてきつつあるな、という発見が
できたのが、収穫でした。
それは、Poe-Triの時から何となく予感してたことで
内容というよりは、所作とか強弱とかテンポとか間とか
自分にしか分からない感覚的なことなんですが
元々、感覚で生きているので
時間がかかるのです。


とはいえ、
もし自分がきちんと準備して臨んだとして
予選を通過していたか、というのは判らない。
公募型の予選会ということで、
それこそ全国大会に出場している方が
大挙して出演されているということもありましたが
パフォーマンスを見て、この人は勝つかな?
という方でも残られてなかったり
ということもあったり。
様々なパフォーマンスが集まる中で
中でも突き抜けた技術を持たれている方
将来の可能性を感じさせる方
詩そのもののクオリティ
そういった方が評価されているような気がしました。


その瞬間におけるステージでのスキルを見るのか
あるいは、イベント全体としての総体的な
バランスを見るのか。
どちらが良い、悪いという話ではないと思いますし
最も大きなオープンマイクの大会として
10年近く継続されていて
しっかりと全国に根付いているという
文化を目の当たりにすることができました。
東京のように、頻繁に様々な
オープンマイクが開かれている場所ばかりではない
この予選会のために、1年をかける方々、
全国で開かれる予選会をツアーのように
回っていかれる方々。
それは、音楽でいえばデッドヘッズや
ライフフォース周辺の人達に近いのかもしれない。


今は、まず目の前のできることを
ひとつひとつこなす。
その先に何が見えるのかは
もうちょっと後になってから
はっきりすると思う。
色々と考える契機になったことは
間違いがないことで、
その意味で良い経験になったと思います。