言葉以外の国から来ました


6月も終わりですね。
梅雨ですね


一ヶ月空きましたね。


では、一昨日の話を。


開口一番という、オープンマイクの
イベントに初めて参加してまいりました。


http://www.kaikou-ichiban.net/


ギター、ベース、ドラムと
生のミュージシャンが陣取り、
その場の即興で演奏をつけていただきながら
朗読する。
セッションに近いオープンマイク


初体験とか要領が分からないとか
そういうことは最早通じませんので
やり切る、って感じで駆け抜けてみました。
それでも、毎度そんな感想言ってますけど
楽器とのコラボって、難しい!
自分の立ち位置、言葉の立たせ方。


何といっても、
圧巻はジュテーム北村さんでした。


ジュテーム北村さんに関して
何か話すというのは、非常に難しい。
おそらく、全くポエトリーリーディングを知らない人が
生でジュテームさんのステージを見ても(そう、生で!)
ノックアウトされると思う。
圧倒的な存在感とステージ。


笹田美紀さん、守山ダダマさんのリーディングも
凄かった。圧倒的な言葉、その強さ。
情熱。


そういったリーディングを体験すると
自分のやっていることが「それでいいのか?」
って問いかけられているようにも思ってしまう。


おそらくそういう意味で、自分は詩人ではないのだろうなと思う。
言葉に重きを置いていない、わけではないけれど
どこかで言葉そのものを信じきれない自分がいるし
単純に「阪神タイガース」とか「華原朋美」とか
大きな声で言いたい、という欲求もあったりするし。
そういえば、自分が終わった後にMCの慎太郎さんから
そんな趣旨の感想があったような気もします。


で、
以前はそういう経験をすると、
自分の書いた物に根本的な欠陥を疑ったものですが
(というか、おそらく誤解はしたままなのでしょうが)
今は、あまり気にしなくなったというか
それは、パフォーマンスのスキルとか
その場での経験の問題とか、そういう風に考えるように
なってきました。


なんだろうな。
うまく言えないんですけど
今見えていることが全てではないし
目には映らないけど、見えている世界はあるし
そこにはおそらく、喜怒哀楽とは別の感情が
渦巻いていたりして、
そういうことを、何とか表現できたら
いいのになあ、というのは
DJやってる時から、あまり変わらないのかもしれない。


そんな事ができるのかどうかは
全く分かりませんが、
できないかもしれませんが。
いずれにせよ、また次の場所へ
ゴーズ オン