夕立が叩きつける傷口 火花の踊るアスファルト

http://www.loft-prj.co.jp/interview/0311/03.html


92年の代々木チョコレートシティ
ジャジー・アッパーカットのライヴ
ステージをジャックする多勢の不良な大人達
その中には DJ KRUSHの姿もあった。
3人のMCが口々に何事かがなり立てるうち
真ん中にいた男が「尾崎豊に捧げます」と言うと
演奏されたのが、じゃがたら「でも・デモ・DEMO」
それが初めて見た桑原延享。


派手なパフォーマンスがあるわけではない。
ギミックのない真正直な言葉、それだけを携える。
彼が発する言葉の重さが、黒い塊となって
時には高揚させ、時に美しい沈黙を導き出す。
人間が、言葉という力で生み出す奇跡的な時間、体験。


ジャジー・アッパー・カットの活動休止後
↑にあるように、決して順風満帆な活動を継続していたわけではなく
上昇と下降を繰り返しながら、
現在はDEEP COUNTで活動を継続している。


http://blog.livedoor.jp/travelfreak/archives/50396863.html


上がっていくことが目的ではなく
続けることが目的でもない。
ただ自分の中で鳴らすべき音と言葉があるかぎりは
叫び続ける。
その衝動が、彼ほど言葉に乗り移った人を
他に知らない。


脊髄

脊髄