ここは雑種天国

終了後は、椅子を出して
ポストパフォーマンストーク(講評)を
これも初めての経験。
マイクを通して、自分が何故スポークンワーズの世界に
足を踏み入れたのか、これからどのような活動を
していくのか。
その場だけではなく、マイクを通したステイトメントとして
話すことに意義がある。
ま、ビールは飲んでましたけど


その場で話したことは流れもあるので
抜き出すのもあれなんですけど、ちょっと言葉が足りなかった
部分があったので、ここで記録として残しておこうと思います。


以前も書きましたが、自分がスポークンワーズの世界に
足を踏み入れたのは猫道さんを始めとする
様々な方の動画を見たことがきっかけで
具体的な例として、その時自分は「ヒップホップの延長」みたいな
ことを話してました。
それは、日本語でヒップホップを実践するという方法論の延長線上
みたいな意図だったのですが、
実際、自分はクラブでマイクを握らなかったわけです。


どの世界でも共通することですが、
ヒップホップにはヒップホップのルールがある。
基本的には体育会系の徒弟的な階級もあるし
ヒップホップを始めるという「境遇」も作用すると思います。
良い部分も悪い部分も含めて飲み込んだ所まで
日本でもヒップホップという文化は完成されている。


リーディングの方と色々とお話しする機会を得るようになると
音楽の世界から来られたり、音楽の影響を受けている方が
自分が予想したより多いことに驚きます。
それは、自分がそういった方の所に足を運ぶ機会が多いということも
あるとは思うのですが。
でも、最終的に音楽ではなく、もっとストレートでダイレクトな
シンプルな言葉をステージから話すことを、選択されている。
あるいは、どの音楽にもあてはまらない何かを、構築されようとしている。
同じ言葉でも、それぞれの色合いは全部違う。
巧みに音と言葉を躍らせる猫道さん、言葉の強さに向かうマノメさん、
初期衝動とフレッシュ!を実践する村田さん。
どの方も個性的で、新しい。
年齢関係なく、言葉はその場で生きている。


そういうことを経験すると
その現場を広く知っていただけるよう
自分に何ができるのかな?と考えたりもします。
まだまだ、微力ではありますが、いつか何かが還元できたらいいなあと
今はそのように思っています。