ぼくは君を探しに来たんだ


古い知り合いが、昔日記に書いていたこと
とあるライヴの打ち上げを出るときに
「そろそろ行きます」と告げた所
「行きます、じゃなくて、帰ります、だろ」
と言われた、と。


随分前の話なんだけど、この部分だけ明確に覚えてる
思い当たる節が、大いにあるからだ。
いつもある場所にいて、そして次の場所に行く
同じ所に留まっていることがない
それだけは、未だに変わらない。


自分がいるべき場所、という感覚がよく分からない。
だから、いつも漂って消える。
いつの間にか。ひっそりと。