間に挟まった 壁

暴力温泉芸者が解散した日


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この日のフリー・フォーム・フリーク・アウトは
私も観に行ってました。確かに観客はそう多くなかった。
個人的には、この日初めて体験したムーチーのDJから
ドラムンベースの世界へ足を踏み入れるようになって
現在まで色々なことが続いているわけですが。
確かに中原はこの日、解散しますと言っていた。
そしてライヴもものの数分で終了した。
それはハプニングではなく、明らかな放棄だった。



このブログの筆者が指摘していることで
FFFからの流れが
そのままRAW LIFEにつながるわけではないというのは
その通りだと思います。
私は、所謂「ゼロ年代」という言い方は大嫌いですし
10年単位で区切られる世界観の意味には
疑問を感じている立場ですが
90年代後半の、あの何ともいえない空気感
カオスといって差し支えない感覚。
それが21世紀になって包丁で切られたように
元に戻ってしまったことを考えれば
やはりあの世紀末にに起こっていたうねりは
例えようの無い代物だったと思います。


ボアダムズはあの時代だったからこそ
スーパールーツシリーズを作ったし、
ファウストやゴングは日本にやってきたし、
クラブヴィーナスには人が詰め掛けていた。
アンダーグラウンドは、それ以前もそれ以後も
決して母数を増やすことも減らすこともしていない。
一定の浮動票は絶えずあるにしても。