OVER THE BORDER

毎月第一月曜日、渋谷RUBY ROOMで開催しておりますポエトリーリーディング・オープンマイク「SPIRIT」。2014年の12月に産声を上げたこのオープンマイクも、皆様のお陰で無事2周年を迎えることができました。誠にありがとうございます。


記念すべき2周年のスペシャルゲストは青木研治さん。私と大島健夫の間では決して外すことができない最初からお名前の上がっていたポエトリーリーディングの先輩でしたが、2周年という丁度良いタイミングでお迎えすることができました。




フリースタイルのようであり、かつ微細に伏線が張り巡らされているリリック。数知れぬパンチラインの雨。軽妙な語り口から、ストロングスタイルのスポークンワードまで、朗読の旨味がギッシリ詰まった30分でした。青木さんのようなそびえ立つ先輩が、朗読のシーンを牽引し、さらにそこから飛び出し、先へ先へと進んでいる姿には襟を正さずにはいられません。


オープンマイクは定員の16人が早々に埋まった為、私の判断で17番目以降の方は時間を4分とすることで、結果22人の方にご登場いただきました。


ご登場頂いたのは、登場順に、


並四ビデオさん
ジョーダン スミスさん
牟礼鯨さん
merry-andrewさん
筒渕剛史さん
Zohab Zeeさん
村田活彦さん
アンドリュー カンパーナさん
上條美由紀さん
三木悠莉さん
Jonas Emgesvicさん
死紺亭柳竹さん
どぶねずみ男さん
丸山永司さん
ポテトチップスさん
あしゅりんさん
前木久里子さん
yaeさん
DJ春井さん
黒川武彦さん
こんぺー糖さん
ジュテーム北村さん


以上の皆様でした。
オーストラリアのポエトリースラムチャンピオン、Zohabさんを始め、多くの外国の方にも読んでいただきました。様々な言語が同じ空間の中で共鳴した、忘れられない1日になりました。
ポエトリーリーディング、スポークンワード、ラップ。どのような名付け方でも良いのですが、自分の言葉で話すという行為は、日本だけではなくこれからの世界で重要な意味を持つであろうことに、私は大きな確信を持っています。これからも、そのような場所の創造に尽力してまいります。
オープニングは大島健夫が「新しい詩を書き始める」を、ラストはURAOCBが「夜想」を朗読しました。


ポエトリーリーディング・オープンマイク「SPIRIT」。次回の開催は第二月曜の1月9日、祝日になります。スペシャルゲストには黒川武彦さん率いるポエトリーバンド、Dialoguesをお迎えします。3年目を迎える「SPIRIT」を今後とも宜しくお願い申し上げます。